本校は、生駒市と隣接する奈良市北西地域に位置し、昭和43年に奈良市立鶴舞小学校から分離し、設立されました。それ以来、大阪や京都へのアクセスの利便性や緑の多く残る恵まれた自然環境のもと、昭和50年代には最大で1500名近い児童が在籍するなど急成長を遂げました。ここ数年は、高齢化・少子化等による児童数の減少が進んでいますが、新駅「学研奈良登美ヶ丘駅」の設置により、大阪方面への始発駅周辺地域として新たな開発が進みつつあります。このように新興住宅地域にある学校として、創設当時から新しい地域づくりの核としての期待を担い、保護者・地域の方々の温かいご支援・ご協力のもとに充実発展を遂げ、今日に至っております。
創立58年目となる本年度、『自ら学び、あたたかな心をもち、たくましく生きる子の育成』と教育目標を定め、「一人ひとりが『今日も行ってよかった』と思える学校」を目指し、教職員が一丸となって教育活動を進めてまいります。子どもたちの居場所をつくり、個に応じた教育的ニーズを大切にしながら意欲の向上を図ります。学ぶ喜びを味わう授業を実践できるよう研修を積み、教職員が日々互いに学び合いながら、子どもたちのより良い学びに注力していきます。
「おはようございます」『ありがとう」が心地よく響く毎日が、子どもたちの健やかな成長を促すことを信じ、これまで築いてこられた本校の素晴らしい伝統を礎とし、さらに新たな歴史を創造すべく一歩を重ねてまいります。保護者や地域の皆様との連携を大切にし、地域に開かれ、地域と共にある学校づくりに努めてまいりますので、ご支援・ご協力をよろしくお願いします。
令和7年4月 奈良市立登美ヶ丘小学校 校長 保田 康介